DD2030 DIGITAL DEMOCRACY SUMMIT 2026
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16:30–17:10 主会場(北館ホール 1F) 分科会

分かり合えなさの先へ ── AI媒介コミュニケーションと合意形成技術のフロンティア

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セッション概要

意見をAIで大量に集め、要約し、分類することは、すでに技術的に可能になりつつある。1万件規模の市民提案を集める仕組みも、自治体の市民会議でAIが論点を整理する実装も動き始めた。しかし「大量の声を集める」ことと「正統性のある合意をつくる」ことの間には、まだ埋まっていない深い溝がある。

本セッションは、AI媒介コミュニケーションと合意形成技術の最前線に立つ研究者・実装者が集まり、それぞれの領域で「すでにできていること」と「まだできていないこと」を高い解像度で示す。デモの羅列ではなく、領域横断の研究アジェンダを共有することが目的である。

起点となるのは次の3つの現在地である。(1) 多数の意見から信頼できる意見や多様な観点の重要意見を抽出し、発言力や多数派に左右されない集約を目指す技術。(2) LLMによって情報や対話の形式を変換し、人と人、人とAIの理解を支援する技術。(3) 市民対話・合意形成基盤を自治体や政党の現場に社会実装して見えてきた壁。

そのうえで、共通の未解決問題を議論する。良い熟議や良い合意を測る指標が存在せず、技術改善のループが回らないこと。少数意見を「重要」と判断する規範を、誰がどう決めるのか。立場や価値観が根本的に異なる人々の「翻訳」を、AIは要約や分類を超えてどこまで担えるのか。そして、AIが介在して生まれた合意は誰のものなのか、操作との境界はどこにあるのか。

聴衆、とりわけ技術者には「デジタル民主主義の未解決問題マップ」を持ち帰ってもらう。次に取り組むべき課題はどこにあり、どの順番で解けるのか。それを言葉にして共有することが、このセッションの狙いである。

セッションの時間・会場・登壇者は変更される場合があります。

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