15:45–16:25 主会場(北館ホール 1F) 分科会
聴く前に、何を整えるか ―「参加型社会」を成り立たせる前提を現場から問う
モデレーター
参加・質問リンク
セッション概要
ブロードリスニングやデジタル民主主義をめぐる議論は、ともすれば「どのツールを、どう使うか」という技術論に流れがちです。しかし現場で繰り返し突き当たるのは、ツール以前の前提が整っていないという現実です。本セッションは、その前提――「参加型社会」はそもそも何によって成り立つのか――を、自治体と若者当事者という現場に近い立場から掘り下げます。結論を配る場ではなく、参加者が自らの現場に持ち帰る「問い」を持って帰る時間にしたいと考えています。
議論の軸には、ブロードリスニング本で整理された「参加のアーキテクチャ」の三要素を置きます。すなわち、①既存の仕組みをうまく活用すること、②情報の処理・加工過程としての業務フローへの着目、③デジタルを活用したファシリテーション、です。「聴く」技術の巧拙よりも、まずこの三つが現場に備わっているかどうかが、参加の成否を分ける――という立場をとります。
自治体の現場で実際に起きた住民の変化(思いもよらない声、同じ言葉でも世代によって意味が異なること)、若者が自ら若者の生の声を聴いて回った経験、そしてバルセロナの参加型予算が「ふだん声を持たない層」に予算を届けた事例を行き来しながら、「聴く前に、私たちは何を整えるべきか」「誰が参加できる設計になっているか」を会場とともに問い直します。
自治体職員・議員・研究者・シビックテックの実践者など、立場の異なる参加者それぞれが、技術導入の前に着手すべき具体的な手がかりを持ち帰れる、パネルディスカッションです。
セッションの時間・会場・登壇者は変更される場合があります。
← プログラムに戻る


